詐欺メールの見分け方と身を守る方法

詐欺メールに注意

迷惑メール、詐欺メールが年々増え、巧妙になっています。お客様から「個人情報が洩れている」と相談を受ける事もあります。まず冷静になりましょう!絶対にお金を払ってはいけません。そしてPC,スマホ共にウィルスソフトをインストールしましょう。

詐欺グループは電力会社、カード会社、サーバー会社、ドメイン会社、銀行など様々な会社になりすまし、メールを送ってきます。

ついでにランサムウェアについてもご紹介します。

概要

メールアドレス等、個人情報が洩れていると思っている方が多いのですが、あなたを狙って送っている訳ではありません。不特定多数の方にメールを送っています。

  • 契約している事を知ってメールしてくる訳ではない
  • メールアドレスを入手してメールしてくる訳ではない

個人情報を入手してメールするよりも、ソフトで英数字を並び替え、存在するアドレス、存在しないアドレスにか関わらず送信する方が安価で手軽なのです。

その中でたまたま、その銀行に口座を持っている人に届けば読んで貰えて騙せるかもしれない。そういう仕組みです。故に、契約していないサービス名を装ったメールが着ます。

特徴

不安をあおり、慌てさせる内容が書かれています。まず落ち着きましょう!

  • 凍結しました  / 〇〇しないと凍結されます
  • 不正に利用されていますので、ロックしました解除する場合は
  • 〇〇しないと利用頂けなくなります
  • 入金が確認できません
  • 本人確認ができません

そんなに急を要する問題であれば、いつ見るか分からないメールではなく、電話してきます。私の経験では、カードの不正利用が疑われた場合、すぐ電話してきます「今、どちらにいらっしゃいますか?何かお買い物をしていますか?」と。

  • 日本語が変「こんにちは!お客様」などあり得ません
  • メールアドレスが変 @以降が正規ではない
  • 電話番号が携帯番号
  • 文字化けしている(中国語なのだと思います)
  • ロゴ画像がぼやけている

注意

メール内に書かれている「こちらから手続きをして下さい」とURLが書かれていても、絶対にクリックしてはいけません。詐欺のサイトに移動します。

「本当に引き落としが出来ていないのか確認したい」と思われた場合は、公式サイトで確認しましょう。

その会社名やサービス名を検索し、ログインし、確認しましょう。会社に電話して確認して貰っても良いです。とにかく、詐欺メール経由では何もしない事です。

冷静に考えてみましょう

  • 重要な事はメールでは連絡してこない
  • パスワードやカード番号を管理しているはずの会社が顧客に問い合わせをするはずがない
  • 「凍結」という言葉はあまり使用しません

番外編:ランサムウェアについて

ランサムウェアとはコンピューターウィルス(詐欺の)の事です。簡単に説明すると、ウィルスに感染させ、パソコンをロックするなど使えない状態に乗っ取り、サポートセンターと称する部署が「お金を払えば使える様に戻してあげよう」と言ってくる身代金ウィルスの事です。

お金を払った所で元に戻してくれる補償はありません。仮に使える様になっても、ウィルスはそのままなので、暫くするとまた同じ事になります。

「前回はコンビニでカードを4万円分購入して治ったんだけどねー」と相談を受けた事があります。半年後、再び遠隔操作でロックされました。絶対に支払ってはいけません!騙しやすい人のリスト入りしてしまいます。

どこで感染するでしょうか

男性の被害者が多く、ちょっとエッチなサイトを見る事で被害に合う確率が高まります。また登録したメールアドレスに送られてくるメールから感染するようです。

そして、皆さんウィルスソフトをお使いになっていません。ウィルスバスターなどの信頼性の高いウィルスソフトをインストールしていれば、危険なサイト、メールを閲覧すると警告が表示され、感染を免れる事が出来ます。

最後に

この内容をぜひ、インターネットを利用しているご両親、親戚の叔父、叔母さんに説明してあげて下さい。支払ったお金は戻ってきません。